高松診療所|宝塚医療生活協同組合

胃がんリスク検診
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胃がんリスク検診

今まで胃の検査は胃カメラや胃透視といった検査が主でしたが、高松診療所では血液検査で胃がんのリスクの調べる検診(ABC検診)をおこなっています。

検査は血液中のピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリの抗体)と、ペプシノゲンを測定することで、胃がんになるリスクが判定されます。検査は、健診や診察と一緒に行なえます。

ピロリ菌は、胃の中に生息しており、多くの研究でピロリ菌が慢性胃炎、胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃がんなどの原因になっていることがわかっています。そしてペプシノゲンを測定することで胃の粘膜がどのような状態か推測できます。その2つを組み合わせた検査によって、胃がんリスクを判定します。判定は5つに分けられ、A群、B群、C群、D群、E群で判定します。

ペプシノゲン法 ピロリ菌検査 1年間に胃がんを発症する割合と胃カメラの必要性
陰性 陰性 ほとんどなし。無症状なら5年に1回検査
陰性 陽性 0.1%程度。3年以内に1回検査
陽性 陽性 0.2%程度。2年以内に1回検査
陽性 陰性 1.25%程度。毎年検査
陰性or陽性 陰性 ピロリ菌除菌成功した人。毎年検査

胃がん以外の食道がん、胃悪性リンパ腫などを発症するリスクがあることにご留意下さい。

ABC検診 Q&A

ペプシノゲンとはなんですか?
ペプシノゲンは胃の細胞から分泌される消化酵素ペプシンの前駆体(もと)で、PGⅠとPGⅡに大別されます。PGⅠは主に胃の胃酸を分泌する領域(胃低腺領域)から、PGⅡは胃全体から分泌され、分泌される範囲と量が異なるため、両方の値を測定することで胃の粘膜がどのような状態か推測できます。
ピロリ菌にはどうやって感染するのですか?また感染の頻度はどれくらいですか?
本菌の感染経路は不明ですが、経口感染すると考えられています。感染時期は小児期と考えられ、保菌している親との濃密な接触(離乳食の口移しなど)、あるいは糞便に汚染された水・食品を介した感染経路が有力視されています。
現在では公衆衛生管理の向上により、保菌者が年々減ってきてい ます。
ある職場の40~59歳の人に行われた検査ではピロリ抗体陽性者はおおよそ三人に一人でした。 10~20代では保菌者はさらに低く10 ~15%程度と思われます。